株式会社スポリティー 山本慎二郎代表 インタビュー

この度弊社では、多摩地域で活躍する企業、フリーランスの方に、様々な業界で人材不足や働き方が多様化している現代において、【シェアオフィス✕フリーランス】をテーマに従業員の働き方やフリーランスの活用についてインタビューさせていただいています。

今回は記念すべきインタビュー第一弾として、株式会社スポリティー代表 山本慎二郎様にお話を伺ってきました。

 

それではまず、スポリティーという会社について、起業した経緯からおきかせください。

 

小学生の時から今まで野球をやっていることもあり、スポーツが大好きです。

普段感動して泣いたりすることはないのですが、唯一ウルっと来るのがスポーツの優勝シーンです。大好きで感動を与えることの出来るスポーツで勝負したい、というのが起業の始まりでした。

そんな大好きなスポーツ業界ですが、今、非常にたくさんの問題を抱えています。

指導者の体罰や言葉の暴力、部活顧問の強制残業、少子化問題によるスポーツ人口の減少、スポーツ障害など、本当に挙げたらキリがないですが、私の見解ではスポーツ業界の旧態依然とした体質や構造にも原因があると思います。

それらの課題にアプローチする手段として「スポーツを学ぶ」をテーマにwebサービス立ち上げ、株式会社スポリティーを2017年3月に設立しました。現在は私含めて2名で調布のオフィスで事業を行っています。

 

なるほど、それでは具体的にどの様な事業を行っているのでしょうか?

 

現在弊社では大きく分けて3つの事業を行っています。

一番軸となるのが自社メディアであるスポルアップ(https://spollup.jp/)の運営です。

スポルアップは、もっとスポーツが上手くなりたいと思っているユーザーさんに対し、効果的な練習やトレーニング法を記事と動画で配信しています。野球、サッカー、ラグビー、マラソンなど全9ジャンルのスポーツを展開しております。今では月間に20万人以上のスポーツユーザーさんが訪れるサイトにまで成長して、スポーツラーニング系のサイトとしては日本最大級です。

 

次に、スポーツチームやスポーツ関連の企業様に対してサイト制作を請け負っています。スポーツ業界の中にはインターネットに対して苦手意識を持っていらっしゃる方もいます。少しでも弊社のインターネットに関する知見やノウハウをご提供できればと考えて、当事業を進めております。

 

そして、サイト制作の延長になりますがコンサルタント事業も行っております。繰り返しになりますが、スポルアップは 現在月間20万人のスポーツユーザーさんに閲覧頂いており、自社メディアとして成功事例があります。この成功事例を軸に、顧客企業様の事業の中にどっぷり入らせて頂き、成長の支援をさせて頂いております。

 

それだけ多岐にわたる事業を2人だけでおこなっているうえで、サイト訪問者20万人というような結果を短期間に出してらっしゃるというのはすごいことだと思うのですが、そこに秘訣などはありますか?

 

確かに二人で、と驚かれることは良くありますね。

最近で言うとリモートワークだったり、同じ場所で働かなくても仕事はできますが、弊社は二人ともリモートワークが苦手です(笑)

毎朝同じ時間に顔を合わせ、狭い事務所の中で他愛もない会話をしながら仕事をする。実はこういう小さなことが秘訣かもしれません。上手く行っていない会社ほど、隣の人が何をやっているのか分からない、会社では必要最低限の事しか話さない、という状態です。私は最初から、雑談の無い会社にはしたく無い、という気持ちはありました。実は雑談には大きなパワーを秘めていると私は思います。

あともう一つ秘訣があるならば「振り返り」だと思います。

 

 

振り返りと言うと、オフィスの壁に貼られているポストイットやホワイトボードに書かれていることがそうでしょうか?

 

そうですね。

過去の経験上ホワイトボードや付箋がある会社は伸びています。なので、会社の備品を購入する際、ホワイトボードから購入しました(笑)

このホワイトボードと付箋で振り返りを行っております。お客様が来ているのに、貼ったままだと恥ずかしいですね(笑)

 

「振り返り」は2名体制になって、唯一初めから今まで続けている弊社の大事なイベントです。毎週実施しています。

その週で良かったこと、改善したいこと、体調や精神状態はどうか、など、事業のことはもちろん、自分自身の体や心のことも口に出して伝えます。何でも言い合える仲、という事を強く意識して、振り返りを設計しています。お互いの考え方や能力を知ることになるので、結果として業務の質が向上していると思います。

 

振り返りの最後には「今週の勝利条件」を決めています。つまり今週の目標です。弊社の場合、目標は週単位で管理しています。まだまだ小さい会社なので、方向性や優先順が頻繁に変わります。なので週単位の目標にしないと追いつかないです。

 

 

なるほど、独立されて組織を運営されている方にとって大変貴重なお話だと思います。それでは独立をするまでのことや、独立するうえで重要だと思うことなどお聞かせください。

 

独立する前は、ベンチャーキャピタルで働いていましたが、そこではシードの段階で投資を行っていました。そこで見えてきた投資に値する経営者の特徴は、事業内容や事業計画の良し悪しよりも、やろうとしてる事業に対する熱意がとにかくすごい経営者が投資を受けているように思えます。

「なぜ自分がやるのか」という事について、はっきりと答えます。そして、やりたい事業が心から好き、ということが体から滲み出ている感じがします。

収益が高確率で見込めるということよりも、社会的意義を強く感じているかどうかが、非常に大事だと思います。情熱があり、やっている事業が大好きで、社会的意義を感じている経営者は、どんな困難でもへこたれない感じがしますし、こういう経営者には人が集まりやすいと思います。

 

私自身ベンチャーキャピタルに所属しながら独立に向けて動いていましたが、最初はスポーツ関連事業ではなく、自分が得意とする分野で勝算のある事業計画を考えていました。

でも上司に「山本さんがなぜその事業をやらないといけないのですか?」といつも言われました。しかし、自分が大好きな野球(スポーツ)に関する事業計画に決めてからは、何も言われなくなりました。見透かされていたと思います。上司には。本当にその上司には感謝しています。私の本心を引っ張りだしてくれたことに。

 

もし独立を考える方がこの記事を見て頂いているのであれば「なぜ自分がやるのか」という事を問いて欲しいです。

 

 

働き方が多様化しているなかで、フリーランスという働き方についてどの様にお考えでしょうか。

 

実際、弊社でもフリーランスの方と繋がりがありますが、プロ意識が高い方が多いように思えます。フリーランスは会社に守られず、実力で生きて行かないといけないので、甘い人が少なく仕事の質も高いと思います。なので、個人的にはフリーランスの方がどんどん増えて欲しいと思っています。

 

ありがとうございます。それでは最後に今後の事業の展望、将来の目標についてお聞かせください。

 

スポルアップを大きくしていくことが当面の目標です。

スポーツを取り組む選手や指導者にとって「学び」はとても重要な事です。もっともっと上手くなりたい方に、最新のトレーニング理論や技術向上のコツなど、スピーディーにスポーツユーザーさんに提供していきたいです。

具体的には2020年までには、月間100万人のスポーツユーザーさんに見てもらえるメディアに成長させたいと思っております。

また挑戦したいこととして「スカウティングシステム」があります。

選手にとって、スカウトされる評価を実感することは上手くなる原動力の1つだと思います。選手と監督・コーチ・スカウトをつなぐサービスが提供できると、スポーツ業界がもっと活性化するように思えます。異なるジャンルでのスポーツでスカウトする事もありだと思ってます。野球からやり投げ、陸上からサッカーなど、スポーツ全体で人材交流があると面白いと思っています。スポーツがもっと楽しくなることを提供し続けたいです。

 

ありがとうございました。

多摩 社長 インタビュー

 

 

 

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かんだ

現在大学生二年生で、この春からSEEDPLACEでお仕事しています。 美味しいものと音楽、お笑いが好きです。
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