SEEDPLACE会員様インタビューvol.5

SEEDPLACEのはせです。今回は、株式会社Tandemの岩本友規さんにお話を伺いました。

岩本さんは、現在明星大学に所属され、青年期以降の発達障害者へ向けた、就労・自立支援の研究をされています。
ベンチャー企業~小中大企業、グローバル企業と、様々な規模の企業での勤務経験がある岩本さんですが、主体性や自律性について発達障害と関連させて研究するため、2年ほど前から明星大学に所属されています。
それまでは発達障害について、市販の本などで知識を得ていたそうですが、大学に所属し論文を読む時間ができたことで、主体性や自律に関わる先行研究を知ることができたそうです。
自分の体に起きたことについてより深められ、自分のやりたい方向に向かっているのは、とても有り難いことだとおっしゃっていました。
現在社会で苦しんでいる方も、自分に合った生き方を見つけられたら、と考えているそうです。

研究活動以外では、一般向けに「主体性を育て、自律的に働けるようになるには」というコンセプトのもと、筑波大学大学院での非常勤講師を始め、学校・企業・病院・社会福祉法人などで、講義や研修・ワークショップを行っています。
主体性や自律性が発達するためには「自分とは違う他者」への眼差しが不可欠です。発達障害やニューロダイバーシティという概念を伝えることで、翻って自分の特性や感情を深く理解するきっかけにしているそうです。
特に、ニューロダイバーシティ(脳細胞の多様性を意識すること)については、メジャーな概念にしたいと考えており、講義を聴き、社内のコミュニケーションを円滑にするための手段にするなど、その人なりに活かしていただければと思っているそうです。

また最近企業では、『協働』といった、外部の方と共に価値や事業・商品を創り上げる動きが見られます。
環境の変化に伴い、新しいことを考えなければならない企業も増えてきました。
しかし、これまで決まった仕事をしていた人たちが、急に新しいことを考えたり、協働を行ったりすることは、とても難しいことです。
そこで岩本さんは、 画一的だった企業体制に神経多様性の概念を持ち込み、研究に基づき設計されたワークショップ等の研修を通して、イノベーション人材を育成していきたいと考えています。

新しい時代に向けた研修を求めている人事の方は、ぜひ岩本さんにコンタクトを取られてはいかがでしょうか?

一方株式会社Tandemは、大学教授と共に立ち上げた、発達障害や勉強を苦手とする子供たちを支援する会社です。
知識や文字、概念の吸収にユニークさがある子供たち用の教材を、無料でHPに公開しています。
読み書きが苦手な子供に対し、視覚的に紐づけ、記号として認識させる勉強方法です。

こちらの会社では、発達障害の支援に興味がある方、書類事務や手続き関係をフォローする秘書的な動きのできる方を探しているそうです。また、子供の発達障害傾向で悩んでいる方は、相談・紹介に応じていただけるそうです。
ご興味のある方は、ぜひ岩本さん、またはSEEDPLACEスタッフにお声掛けください!

〜岩本さんのプロフィール〜

出身地:下北沢(東京都)

趣味:
①野鳥撮影
奥様の影響で、野鳥撮影を始められたそうです。お休みの日は、狭山湖や井の頭公園に出掛け、レアな野鳥を探すのが楽しいとおっしゃっていました。スマホに望遠鏡をつけて撮影した「ゴイサギ」のお写真を見せてくださいました。

②生クリーム
そして意外だったのが、生クリームがお好きということ!
冷蔵庫に生クリームがあると、ご自分でホイップして食べてしまうくらいお好きだとおっしゃっていました。ショートケーキやクレープもお好きだそうです^ ^

最近興味があること:研究・野鳥撮影・生クリーム
一番初めにお仕事の話が出てくるのは、とても研究熱心ということですね!

最近悩んでいること:
仕事柄『悩みを学びに変える』スキルをお持ちだそうです。なんとも羨ましい…
小さな悩みは、お昼ご飯だそうです。SEEDPLACEでは、国立周辺の飲食店をご紹介できますので、もしお昼ご飯に悩んだ場合は、ぜひスタッフにお尋ねください。

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株式会社TandemのHPはこちら
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「LD等や学習に苦戦する子への 適切な学習教材を選ぶためのつまづきの見方」 公開講演会のお知らせはこちら

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